10代のキャラクター人気の読み方|たまごっち・ちいかわ・モンチッチが並ぶ理由
2026年夏の高校生調査で、好きなキャラクターの上位にたまごっち・ちいかわ・モンチッチが並びました。昭和・平成・令和のキャラが同時に人気な理由と、キャラ人気のデータを企画に使うときの読み方を解説します。
生まれた時代がばらばらの上位3つ
渋谷トレンドリサーチ「2026年夏 最新トレンド」(高校生男女200人・2026年6月)で、高校生の好きなキャラクターの上位はこうなりました。
- 1位:たまごっち(17.3%)
- 2位:ちいかわ(12.4%)
- 3位:モンチッチ(9.8%)
おもしろいのは、3つのキャラが生まれた時代です。モンチッチは昭和、たまごっちは平成、ちいかわは令和に入ってからSNSで人気が広がったキャラクターです。いまの高校生にとって、キャラクターがいつ生まれたかは、好きかどうかにほとんど関係していないように見えます。
なぜ昔のキャラが上位に入るのか
昔のキャラクターが10代に人気な理由として、次のような点がよく挙げられます。
- 10代には新鮮:大人にはなつかしくても、10代にとってはSNSで見つけた「かわいいもの」
- デザインが完成している:長く愛されてきた形には、時代が変わっても伝わるかわいさがある
- 親も知っている:親世代と話が合い、グッズを買ってもらいやすい
- 新しい商品が出つづける:昔のキャラでも、いまの10代向けのグッズやコラボが出ることで、手に取る入り口がある
昔のものがSNSで新しく流行る「時間軸が溶ける」流れや、平成レトロの人気とも重なっています。
3つのキャラに共通するもの
生まれた時代はちがいますが、3つのキャラクターにはいくつか共通点があると考えられます。
- 小さくて、手のひらにのるようなイメージがある
- かっこよさより、かわいさや愛らしさが前に出ている
- 持ち歩くグッズ(キーホルダー、ぬいぐるみ、小物)と相性がいい
- 見た人が自分の気持ちを重ねやすい
10代がキャラクターに求めているのは、強さや物語の壮大さより、毎日そばに置いておける「近さ」なのかもしれません。もちろん、これは上位3つから見えるひとつの読み方で、すべての10代に当てはまるわけではありません。
キャラ人気のデータを読むときの4つの視点
キャラクターの人気ランキングを企画に使うときは、次の4つを分けて考えると判断をまちがえにくくなります。
- 「好き」と「持っている」はちがう:好きと答えても、グッズを買っているとはかぎらない
- 「好き」と「流行っている」もちがう:自分は好きでなくても、周りで流行っていると感じるキャラもある
- 学年や性別で差が出る:中学生と高校生、男子と女子で、上位のキャラは変わりうる
- 何のグッズで人気かを見る:ぬいぐるみなのか、文房具なのか、スマホまわりなのかで、合う商品がちがう
たとえば「たまごっちが1位」という結果だけを見て、たまごっちのコラボ商品をつくろうとするのは早すぎます。10代がたまごっちの何を好きなのか、どんな形で身近に置いているのかまで見ないと、商品の形が決まりません。
順位の差にも注意が必要です。2位のちいかわと3位のモンチッチの差は数ポイントで、200人の調査では聞く相手が少し変わると入れ替わることもありえます。上位3つを「同じくらい人気のグループ」として見るほうが、実態に近いかもしれません。
自社キャラクターを持つ会社へのヒント
自社にマスコットやキャラクターがある会社にとって、この結果は希望のあるものです。昔からいるキャラクターでも、いまの10代に「かわいい」と見つけてもらえる可能性があるからです。
- 昔のデザインを大きく変えすぎない。いまの10代には、そのままの形が新鮮に見えることがある
- 持ち歩ける小さなグッズを用意する
- 10代が自分で写真を撮ったり、シール帳に貼ったりできる素材を出す
注意したいこと
ほかの会社のキャラクターを使う場合は、必ず権利を持っている会社との契約が必要です。人気だからといって、似たようなデザインのキャラをつくると、トラブルのもとになります。
また、キャラ人気の数字は、1つの調査の中での結果です。この調査は高校生200人が対象なので、中学生や大学生も同じとはかぎりません。
「推し」としてのキャラを知る
10代にとって、キャラクターは「推し」のひとつでもあります。TrendVoiceのプロフ帳には「推し」「カバンの中身」「このコラボもっとほしい」の項目があり、どのキャラを、どんな形で身近に置いているのかが見えてきます。企業向けプランでは、たまった声にAIで質問して、キャラ人気の裏側にある理由を確かめることができます。
公開日:2026-10-20 文:TrendVoice編集部
TrendVoiceには、10代がプロフ帳を書いて遊んだ声が届きます。企業向けプランでは、たまった声に自由に質問できます。
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