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伝え方

10代向け動画の台本の作り方|台本シートの書き方・話し言葉への直し方・出演者との確認

10代向けの動画は、台本の書き方で「やらされてる感」が出るかどうかが変わります。映像と言葉を分ける台本シートの書式、書き言葉を話し言葉に直すコツ、アドリブの余白、10代が出演するときの確認まで、制作の現場で使える形でまとめました。

台本どおりに読むと、急に広告になる

10代向けの動画で、出演者がセリフを読んだとたんに「広告っぽく」なってしまうことがあります。内容は悪くないのに、どこか言わされている感じがして、見ている10代が冷めてしまうのです。

原因の多くは、台本の書き方にあります。この記事では、動画の構成ではなく「台本そのものの書き方」に焦点を当てて、10代向けの動画で使える台本シートの作り方と、言葉の直し方を紹介します。

台本シートは「映像」と「言葉」を分けて書く

台本を文章だけで書くと、何が画面に映り、何が声で、何が文字で出るのかがわかりにくくなります。そこで、1つの場面を次の4つの欄に分けて書く形がおすすめです。

  • 映像:画面に何が映っているか(手元、顔、商品の寄りなど)
  • 声:出演者が話す言葉
  • 文字:画面に出すテロップ
  • 音:効果音や音楽の入り方

例として、ノートの新商品を紹介する場面を書いてみます(架空の例です)。

  • 映像:机の上に、ぐちゃぐちゃのプリントの山
  • 声:「テスト前、プリントどこいった問題」
  • 文字:テスト3日前
  • 音:なし(静かに始める)

欄を分けると、「声と文字で同じことを言っている」「映像で見えているのに声でも説明している」といった重なりに気づけます。声と文字と映像は、それぞれちがう役目を持たせると、短い時間にたくさんの情報を入れられます。

書き言葉を、話し言葉に直す

台本で一番大事なのは、セリフを話し言葉で書くことです。会議の資料と同じ言葉で書くと、読み上げたときに不自然になります。

  • 書き言葉:「こちらのノートは、ページの取り外しが可能です」
  • 話し言葉:「これ、ページはずせるんですよ」
  • 書き言葉:「豊富なカラーバリエーションをご用意しています」
  • 話し言葉:「色、けっこうあります。わたしはこれ」

直すときのコツは、次のとおりです。

  • 1つの文を短くする。息つぎなしで言える長さに
  • 「〜が可能です」「〜をご用意」など、文書でしか使わない言い方をやめる
  • 主語の「こちらの」「本商品は」を、「これ」や商品名にする
  • 書いたら声に出して読み、つまったところを直す

セリフに「余白」を残す

10代が出演する動画では、セリフを一字一句決めないほうがうまくいくことがあります。本人の言葉で話したほうが、見ている10代には自然に聞こえるからです。

台本の「声」の欄を、すべてセリフで埋めるのではなく、次のように書き分けてみてください。

  • 決めゼリフ:商品名や、必ず言ってほしい一言。ここは台本どおりに
  • 伝えたいこと:「ページがはずせて便利なこと」のように内容だけ書き、言い方は本人にまかせる
  • 自由:「使ってみた感想を自由に」など、まるごとまかせる部分

全部まかせると、伝えたいことが抜けてしまいます。決めるところと、まかせるところを分けておくのがポイントです。ただし、本人にまかせた部分でも、効果を大げさに言っていないか、事実とちがうことを言っていないかは、撮影のあとに確かめます。

言わせないほうがいい言葉

10代に、10代らしくない言葉を言わせると、一気に作り物に見えます。

  • 「〜な方におすすめです」のような、店員さんの言い方
  • 「業界初」「圧倒的」など、広告でしか聞かない言葉
  • 本人がふだん使わない流行語
  • 使ったことがないのに「毎日使っています」と言わせること

最後の項目は、見る人をだますことになるので、とくに注意が必要です。本当に使ってもらってから撮る、使った期間を正直に言ってもらう、といった配慮をしましょう。

10代が出演するときの確認

未成年に出演してもらう場合は、制作の前にいくつか確かめておくことがあります。

  • 保護者の同意をもらっているか
  • 顔や名前、学校が特定できる情報が映りこまないか(制服、校舎、通学路など)
  • 撮影の時間帯や長さに無理がないか
  • 広告であることを、投稿に表示するか
  • 公開後、本人が出演をやめたくなったときにどうするか

こうした約束ごとは、法律の細かいところも関係するため、くわしくは専門家に確認してください。

台本の「声」は、10代の言葉から

話し言葉に直すとき、「10代ならどう言うか」がわからずに止まってしまうことがあります。そんなときは、10代が実際に書いた文章を読むのが近道です。

TrendVoiceでは、10代がプロフ帳に書いた「カバンの中身」「いまの気分」「こんな商品求めてます」などの声が、本人の言葉のまま集まっています。企業向けプランでは、その声にAIで質問できるので、台本のセリフを考えるときの参考にしてください。

#動画台本#動画制作#10代 マーケティング

公開日:2026-10-31 文:TrendVoice編集部

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