家族と過ごす時間と10代|中高生の「家族といる場面」から考える商品・サービス
中高生になると友だちとの時間が増える一方で、家族と過ごす時間にも、食事・買い物・休日のお出かけなど大事な場面があります。10代の家族との時間の見方と、家族の場面に寄りそう企画の考え方を整理します。
中高生は家族から離れていくだけではない
中学生・高校生になると、部活や塾、友だちとの時間が増え、家族と過ごす時間は減っていくと言われます。反抗期の話もよく聞くので、「10代向けの企画に家族は関係ない」と考える人もいるかもしれません。
でも、10代のふだんの暮らしには、家族といる時間がまだたくさんあります。夕ごはん、休日の買い物、親の車での送り迎え、親戚の集まり。この記事では、10代にとっての「家族との時間」を場面ごとに見て、企業が寄りそえるポイントを考えます。親と子の両方に届ける伝え方は別の記事でまとめているので、ここでは「家族といる時間そのもの」に注目します。
家族との時間が生まれる場面
10代が家族と過ごす場面を、ざっくり分けると次のようになります。
- 毎日の場面:朝ごはん・夕ごはん、テレビを見る時間、送り迎えの車の中
- 週末の場面:スーパーやショッピングモールでの買い物、外食
- 季節の場面:お正月、お盆の帰省、誕生日、旅行
- 節目の場面:入学・卒業、受験、部活の大会
どの場面でも、10代は「一緒にいるけれど、自分の時間も持ちたい」という気持ちを抱えていることがあります。家族とテレビを見ながらスマホで友だちと話す、というのはよくある光景です。
家族と「同じもの」を楽しむ
2026年上半期の公開調査には、家族で楽しみやすい話題もありました。
- 映画「ズートピア2」:国内興行収入150億円を突破し、マイナビの10代女子調査でコト部門1位
- たまごっち:渋谷トレンドリサーチの高校生調査(高校生男女200人、2026年夏)で好きなキャラクター1位(17.3%)
- 「トモダチコレクション」の新作:平成に遊んだゲームの新作として、JC・JK流行語大賞2026上半期のコンテンツ部門2位
映画は家族で見に行ける作品ですし、たまごっちやトモコレは、親世代が子どものころに遊んだものでもあります。親子で「なつかしい」と「新しい」が重なる話題は、家族の会話のきっかけになりやすいと考えられます。
家族の場面ごとの企画のヒント
場面ごとに、企業が関われそうなポイントを考えてみます。
- 夕ごはん:10代が「これ食べたい」と言いやすい、選べるメニューや味の組み合わせ
- 休日の買い物:家族と別行動になる時間に、10代がひとりで見て回れる売り場
- 送り迎えの車:短い時間で話題になる、ラジオや音楽、家族で遊べるクイズ
- 帰省・親戚の集まり:いとこ同士で遊べる、カードやシールなど手軽なもの
- 誕生日:家族からのプレゼントと、友だちからのプレゼントで選ぶものがちがう
家族の場面では、10代が「自分で選んだ」と感じられる部分を残すと、楽しさが増します。親が全部決めるのではなく、ひとつだけ10代が決められる、といった形です。
家族の形は、ひとつではない
家族の時間を企画に取り入れるときに、いちばん気をつけたいのは、家族の形を決めつけないことです。
- 両親と子どもがいる家庭だけを「ふつう」に描かない
- ひとり親の家庭、祖父母と暮らす家庭、きょうだいがいない家庭もある
- 家族と過ごす時間が少ない、家族と仲がよくない10代もいる
- 経済的な事情で、家族でお出かけできない家庭もある
広告やキャンペーンで「家族みんなで」「パパとママと」と書くと、そこに当てはまらない10代は置いていかれた気持ちになることがあります。「大切な人と」「おうちの人と」のように、幅のある言葉を選ぶとよいでしょう。
家族を通して10代に売りこまない
10代の「ほしい」を、親へのおねだりにつなげる仕かけは、家族の関係に負担をかけることがあります。
- よくない例:「おうちの人にお願いしてみよう!」と購入をうながす
- よい例:家族で一緒に楽しめることを、そのまま伝える
10代の家族との時間は、本人にとって大切な時間です。その時間を、企業が売り上げのために使いすぎないよう気をつけましょう。
10代の日常から、家族の場面を見る
10代の家族との時間は、直接聞くより、ふだんの声の中に表れます。TrendVoiceでは、10代がプロフ帳に「好きな食べ物」「最近お金を使ったもの」「おこづかい(任意)」などを書いて遊んだ声が、個人がわからない形で集まります。企業向けプラン(月3万円〜)では、たまった声にAIで質問できるので、家族の場面に寄りそう企画のヒントを探してみてください。
公開日:2026-10-31 文:TrendVoice編集部
TrendVoiceには、10代がプロフ帳を書いて遊んだ声が届きます。企業向けプランでは、たまった声に自由に質問できます。
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