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世代の基本

10代のおこづかいとお金の感覚|もらい方・使い方・キャッシュレスから考える商品設計

10代はお金をどう受け取り、何に使い、どう管理しているのか。おこづかいのもらい方、キャッシュレスとの付き合い方、失敗したくない気持ちなど、10代のお金の感覚を整理し、企業が気をつけたい点を解説します。

「10代は財布のひもがゆるい」は本当?

10代は流行りものにすぐお金を使う、と思われがちです。でも実際には、限られたお金の中で、かなり慎重に使い道を選んでいる子も少なくありません。

10代向けの商品を考えるなら、「いくら持っているか」だけでなく、「どうやってお金を受け取り、どんな気持ちで使っているか」を知っておくことが大切です。この記事では、10代のお金の感覚を、もらい方、使い方、管理のしかたの順に整理します。

お金の入り方は、家庭によってまちまち

10代のお金の入り方には、いくつかのパターンがあります。

  • 毎月決まった額のおこづかいをもらう
  • 必要なときに、そのつど親からもらう
  • お年玉や誕生日など、まとまった額を年に数回もらう
  • 高校生になってアルバイトを始める

どのパターンかによって、お金の使い方は大きく変わります。毎月決まった額をもらう子は、月の中でやりくりを考えます。そのつどもらう子は、親に「何に使うか」を説明する必要があります。お年玉のようなまとまったお金は、ふだん買えない少し高いものに使われやすい傾向があります。

使い道は「モノ」と「時間」の両方

10代のお金の使い道は、食べ物や文房具、コスメ、推しのグッズといったモノだけではありません。友だちと過ごす時間にもお金を使っています。

2026年上半期のマイナビ10代女子調査では、平成風に撮れるプリクラ「平成レトロプリ」がコト部門の3位に入りました。友だちと一緒に撮る、その体験そのものにお金を払う、という使い方です。

10代にとってお金は、「モノを手に入れるため」だけでなく、「友だちとの時間を楽しむため」のものでもあります。商品を考えるときも、それが誰と、どんな場面で使われるのかを想像すると、価値の伝え方が変わってきます。

キャッシュレスでも「見える」お金

いまの10代は、交通系ICカードやプリペイドカード、スマホの決済など、現金以外の支払いにもふれて育っています。家庭によっては、親が利用額を確認できる形で使わせていることもあるようです。

キャッシュレスに慣れていても、お金が「見えない」わけではありません。残高を気にしながら使う、親に使い道が伝わることを意識している、という子もいます。「気軽に払えるから、たくさん使うだろう」と考えるのは早計です。

「失敗したくない」から、調べてから買う

おこづかいの中でやりくりする10代にとって、買い物の失敗は痛いものです。だからこそ、買う前に動画や口コミで確かめたり、友だちの感想を聞いたりする傾向があると言われます。

商品側でできる工夫としては、次のようなものがあります。

  • 中身や使ったときの様子が、買う前にわかる
  • 少ない量で試せるサイズがある
  • 友だちと分けたり、交換したりできる
  • 買ったあとに「失敗した」と感じにくい説明がついている

伝え方の例も比べてみます。

  • よくない例:「いまだけ!迷ったら即買い」
  • よい例:「使っているところを動画で見てから選べます」

急がせる言葉は、慎重に選びたい10代にとっては逆効果になることがあります。納得して選べる材料をそろえるほうが、結果として「また買いたい」につながります。

未成年のお金に関わるときの注意

10代のお金に関わる施策では、とくに慎重さが必要です。アプリ内の課金や、何が出るかわからない仕組みの販売などは、未成年が使いすぎてしまうおそれがあります。未成年の契約や決済については、保護者の同意が必要になる場合もあります。

また、お金の額は家庭によって大きくちがい、本人にとっても話しにくい情報です。おこづかいの額を聞くときは答えなくてもいい形にし、集計して扱うなどの配慮が欠かせません。「10代はみんなこれくらい持っている」という前提で値段を決めないようにしましょう。

お金の感覚は、使った「理由」に出る

10代が何にいくら使ったかという数字だけでは、お金の感覚はつかめません。なぜそれを選んだのか、どんな気持ちで買ったのかに、本当のヒントがあります。

TrendVoiceでは、10代がプロフ帳に書いた「最近お金を使ったもの」「おこづかい(任意)」「よく使う通販サイト」などの声を、個人がわからない形で集計しています。企業向けプラン(月3万円〜)では、たまった声にAIで質問できるので、10代のお金の使い方の背景を知る手がかりになります。

#10代 おこづかい#お金の感覚#アルファ世代

公開日:2026-10-20 文:TrendVoice編集部

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