アルファ世代とは?生まれ年・特徴・Z世代との違いをマーケ担当者向けに整理
アルファ世代は、2010年代はじめから2020年代半ばに生まれた世代。生まれ年の目安、育ってきた環境、Z世代との違い、企業がいま知っておきたいポイントをまとめました。
アルファ世代とは
アルファ世代(α世代)は、だいたい2010年から2024年ごろに生まれた世代をさします。名前をつけたのは、オーストラリアの社会研究者マーク・マクリンドル氏です。Z世代の次なので、アルファベットの最後の「Z」から、ギリシャ文字の最初の「α(アルファ)」に戻した、という由来があります。
生まれ年の区切りは、調査会社や研究者によって少しずつちがいます。「2010年代はじめ〜2020年代半ば」くらいの幅で考えておくと、ほかの資料と比べたときに混乱しません。
2026年の時点でいうと、いちばん上の人たちは高校生になりはじめたところです。つまり、いまの中高生は「Z世代の終わり」と「アルファ世代のはじまり」がまじっている、境目の年代です。
アルファ世代が育ってきた環境
アルファ世代の一番の特徴は、生まれたときからスマートフォンやタブレットが身近にあったことです。iPadが発売されたのが2010年。ちょうどアルファ世代が生まれはじめた年と重なります。
文字を読む前から動画を見て、指でさわって操作することを覚えた子も多い世代です。検索も、文字を打つより「動画で調べる」「声で聞く」ことに抵抗がありません。
もうひとつ大きいのは、子ども時代に新型コロナの流行を経験したことです。休校やオンライン授業、行事の中止を、小学生のころに体験しています。友だちと会えない時間を、ゲームや動画、メッセージアプリでつないできた世代でもあります。
アルファ世代の特徴(よく言われること)
いろいろな調査や記事でよく挙げられる特徴を、マーケティングの目線でまとめると次のようになります。
- 動画が「ふつうの情報源」。調べものも動画から入る
- 好きなものを自分で選び、ひとつに決めつけられるのを好まない
- 親(多くはミレニアル世代)と一緒にものを選ぶ場面が多い
- オンラインとオフラインを分けて考えない。ゲームの中の友だちも友だち
- 昔のもの(平成のおもちゃや曲)を「新しいもの」として楽しめる
ただし、これは「傾向」です。同じ世代でも、住んでいる地域や家庭、学校によって、まったくちがいます。「アルファ世代だから○○」と決めつけると、かえってずれた企画になります。
Z世代との違い
Z世代は、だいたい1990年代後半から2010年ごろまでに生まれた世代です。Z世代は「インターネットが当たり前になっていく中で育った世代」、アルファ世代は「最初からスマホと動画があった世代」と考えるとわかりやすいです。
Z世代のSNSは、写真を「映える」ように撮って見せる文化が強く出ました。一方で、いまの10代の調査を見ると、「映え」よりも、日常の気持ちや失敗をそのまま出す投稿が好まれる、という読み解きも出てきています。
また、Z世代は自分でアルバイトをしてお金を使う年代に入っていますが、アルファ世代はまだ多くが子どもです。買い物には親の財布が関わります。商品を届けるときは、子ども本人と親の両方に「いいね」と思ってもらう必要があります。
企業がいまアルファ世代を知っておく理由
「まだ子どもだから、うちの商品には関係ない」と思うかもしれません。でも、アルファ世代は、これから10年〜20年かけて、どんどん主要なお客さんになっていきます。
子どものころに好きになったブランドは、大人になっても覚えています。いま中高生のあいだで話題になる体験をつくれた会社は、10年後に「なつかしい」「ずっと好き」と言ってもらえる立場にいます。
さらに、10代の流行は、親や上の世代にも広がることがあります。シール帳や平成レトロのように、10代が火をつけて大人も巻き込む流れは、ここ数年よく見られます。
アルファ世代を知るための3つのコツ
最後に、アルファ世代を理解するときのコツを3つ紹介します。
- 大人の言葉で「翻訳」しすぎない。本人たちの言い方のまま受け取る
- 1つの調査だけで判断しない。調査の対象(年齢・人数)を必ず見る
- 毎月・毎週の「変化」を見る。10代の流行は、大人が思うより早く入れ替わる
TrendVoiceでは、10代がプロフ帳を書いて遊んだ声をまとめています。アンケートに「答える」のではなく、遊びの中で出てきた言葉なので、気をつかわない本音が集まりやすいのが特長です。アルファ世代の「いま」を、企画づくりのヒントにしてみてください。
公開日:2026-10-20 文:TrendVoice編集部
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