10代はSNSをどう使い分けている?TikTok・Instagram・YouTube・LINEの役割
10代はSNSをひとつにしぼらず、目的ごとに使い分けています。TikTok・Instagram・YouTube・LINEそれぞれの役割と、企業が10代に情報を届けるときの考え方を整理しました。
10代はSNSを「使い分けて」いる
大人はSNSを「どれを使っているか」で考えがちです。でも10代は、ひとつのSNSにしぼらず、目的ごとに使い分けています。
知る、調べる、友だちと話す、自分を見せる。同じ子でも、場面によって開くアプリがちがいます。企業が10代に何かを届けたいときは、「どのSNSに出すか」より、「10代がどんな気持ちのときに、どのアプリを開いているか」を考えるほうが近道です。
なお、多くのSNSは利用できる年齢を13歳以上としています。中学生以上と小学生では、使っているサービスがかなりちがう点にも注意が必要です。
TikTok:新しいものに「出会う」場所
TikTokは、おすすめに流れてくる短い動画で、新しいものに出会う場所です。フォローしていない人の動画も次々に流れてくるので、知らなかった曲や商品、言葉を知るきっかけになります。
2026年上半期には、デビューしたばかりのグループの曲がTikTokで大きく広がり、10代のトレンド調査でも上位に入りました。ダンスやポーズ、言い回しをまねして投稿できるものは、TikTokで広がりやすい傾向があります。
企業にとっては「まず知ってもらう」ための場所です。ただし、広告っぽさが強いと見てもらえません。10代が自分でもまねしたくなる動画になっているかがポイントです。
Instagram:友だちと「つながる」場所
Instagramは、写真や動画を見る場所であると同時に、友だちとのつながりの場所でもあります。特にストーリーズは、24時間で消える気軽さから、日常のちょっとした出来事を共有するのに使われます。
10代の間では、仲のいい友だちだけに見せる「親しい友達」機能や、DMでのやりとりも日常的です。公開の投稿より、近い友だちとのやりとりのほうが活発、という子も多くいます。
企業にとっては、友だちに「送りたくなる」「ストーリーズに載せたくなる」コンテンツをつくれるかが勝負になります。
YouTube:じっくり「見る・調べる」場所
YouTubeは、長めの動画をじっくり見たり、わからないことを調べたりする場所です。メイクの方法、勉強のやり方、ゲームの攻略。文字で検索する代わりに、YouTubeで探す10代は少なくありません。
ショート動画もありますが、好きな配信者の動画を最後まで見る、という使い方も根強くあります。
企業にとっては、商品の使い方や比較など、「くわしく知りたい」ときの受け皿になります。
LINE:毎日の「連絡」の場所
LINEは、友だちや家族、クラスや部活のグループとの連絡に使われます。10代にとっては、SNSというより生活の道具に近い存在です。
公式アカウントやキャンペーンも、生活の中で役に立つ情報であれば受け入れられやすいですが、通知が多すぎるとすぐにブロックされます。
企業が10代に届けるときの考え方
SNSの使い分けをふまえると、10代への届け方は次のように考えられます。
- 知ってもらう:TikTokなどの短い動画で、まねしたくなる・つい見ちゃう内容を
- 話題にしてもらう:Instagramのストーリーズや友だち同士のDMで送りたくなる内容を
- くわしく伝える:YouTubeなどで、使い方や本音のレビューを
- つながり続ける:LINEなどで、役に立つ情報を少なめに
大事なのは、それぞれの場所の「空気」に合わせることです。同じ動画をすべてのSNSに流すより、場所ごとに見せ方を変えたほうが、10代には自然に届きます。
SNSの使い方は変わり続ける
SNSの使い方は、数年どころか数か月で変わることもあります。新しいアプリが急に広がったり、同じアプリでも使う機能が変わったりします。
TrendVoiceでは、10代がプロフ帳に書いた「よく使うSNS・アプリ」を集めています。学年によって、いまどのアプリがどれくらい使われているのか。最新の使い方を確かめてから、施策を考えるのがおすすめです。
公開日:2026-10-20 文:TrendVoice編集部
TrendVoiceには、10代がプロフ帳を書いて遊んだ声が届きます。企業向けプランでは、たまった声に自由に質問できます。
企業向けのご案内を見る