診断コンテンツはなぜシェアされる?10代に広がる診断の作り方と4つの設計ポイント
性格診断やタイプ診断は、10代の間でシェアされやすいコンテンツです。なぜシェアされるのかを4つの理由から読み解き、質問の作り方・結果の名前・結果画面など、企業が診断を作るときの設計ポイントを紹介します。
診断は、10代の会話のきっかけになる
「〇〇タイプ診断」「あなたを〇〇にたとえると」。こうした診断コンテンツは、10代の間で何度もはやってきました。結果をストーリーズに載せたり、友だちに送って「何だった?」と聞き合ったりする光景は、いまもよく見られます。
企業にとっても、診断は取り組みやすい企画です。ただ、作ってみたものの、ほとんどシェアされずに終わることもあります。まずは、なぜ診断がシェアされるのかを分解してみましょう。
- 自分のことを話す口実になる:「わたしってこういうタイプなんだって」と、自然に自分を語れる
- 友だちと比べられる:「あんたは何だった?」と会話が始まる
- 当たっていると言いたくなる:「わかる」「当たりすぎ」と反応したくなる
- 結果がそのまま画像になる:スクショひとつで投稿できる
ここで大事なのは、10代が診断をシェアするのは「診断がすごいから」ではなく、「自分や友だちのことを話したいから」だという点です。診断は、会話の材料なのです。この前提に立つと、作り方のポイントが見えてきます。
設計1:質問は少なく、場面で聞く
質問が多いと、途中でやめてしまいます。目安としては、スマホで1〜2分で終わる量です。
質問の言葉は、考えこまなくても答えられるものにします。性格を直接聞くより、具体的な場面を聞くほうが答えやすく、楽しくなります。
- よくない例:「あなたは計画的に行動するタイプですか?」
- よい例:「テスト勉強、いつから始める?」
- よくない例:「人づきあいは得意ですか?」
- よい例:「クラス替えの初日、まず何する?」
選択肢にも、10代の「あるある」を入れると、答えるだけで笑えるようになります。
設計2:結果の名前と画面を「言いたくなる」ものに
シェアされるかどうかは、結果の名前でかなり決まります。「Aタイプ」のような記号より、ひと目でイメージがわく名前のほうが話題になります。
- よくない例:「タイプ3:協調型」
- よい例:「みんなの予定をまとめちゃう幹事タイプ」
10代は、気持ちを大げさに、そのまま出す言葉を好む傾向があります。「〇〇すぎて滅」が流行語になったように、少しオーバーなくらいの言い方のほうが、口に出して言いたくなります。
結果画面は、そのままスクショしてストーリーズに載せられる形にします。
- スマホの縦画面にきれいに収まる
- 結果の名前が大きく、ひと目で読める
- 説明は短く、くわしくはタップで見られるようにする
- 企業のロゴは控えめにする
設計3:どの結果にも「うれしいところ」を入れる
結果が悪口のように感じられると、だれもシェアしません。どの結果にも、その人のよいところや、ちょっと自慢したくなる部分を入れましょう。
「短所」を書くときも、「あるある」として笑える言い方にします。たとえば「気分屋」ではなく「その日のテンションで世界が変わる人」のように言いかえるだけで、印象が大きく変わります。
設計4:友だちとの関係が生まれる仕掛け
診断の結果に「相性のいいタイプ」を入れると、友だちに診断をすすめる理由が生まれます。「〇〇タイプとは最強コンビ」と書いてあれば、「やってみて」と送りたくなります。
ひとりで完結する診断より、ふたり以上で楽しめる診断のほうが広がりやすくなります。
たとえば、結果画面に「このタイプの友だちに送る」ボタンを置く、ふたりの結果を並べると一枚の絵になる、といった工夫も考えられます。診断のゴールを「結果を見ること」ではなく「だれかに話すこと」に置くと、設計の優先順位がはっきりします。
気をつけたいこと
診断の中で、名前や学校、住んでいる地域など、必要以上の個人情報を聞くのは避けましょう。未成年が相手の場合は、保護者の同意が必要になることもあります。
また、見た目や体型、成績などで人を分ける診断は、傷つく人が出るおそれがあります。楽しい企画のつもりでも、炎上のきっかけになりかねません。結果の中で商品をすすめる場合も、「このタイプの人はこれを買うべき」のような押しつけにならない書き方を心がけましょう。
診断の材料は10代の日常から
どんな質問なら答えたくなるか、どんな言葉なら言いたくなるかは、10代のいまの言葉を知るのが近道です。TrendVoiceは、10代がプロフ帳を書いて友だちと交換する遊びの中で声を集めています。企業向けプランでは、たまった声にAIで質問して、診断づくりのヒントにできます。
公開日:2026-10-20 文:TrendVoice編集部
TrendVoiceには、10代がプロフ帳を書いて遊んだ声が届きます。企業向けプランでは、たまった声に自由に質問できます。
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