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データ活用

オンライン座談会の進め方|10代に話してもらうための準備・90分の流れ・司会のコツ

中高生を対象にしたオンライン座談会は、対面とはちがう準備と進め方が必要です。人数と組み合わせ、事前の接続確認、カメラの扱い、90分の進行例、チャットの使い方、保護者への説明まで、実務の手順をまとめました。

画面の向こうで、だれも話さない

オンラインで10代の座談会を開いたら、カメラはオフ、マイクもミュートのまま。司会が質問しても、しばらく沈黙が続く。そんな経験をした担当者は少なくありません。

座談会とは、数人に集まってもらい、テーマについて話し合ってもらう調査の方法です。グループインタビューとも呼ばれます。1対1のインタビューと違い、参加者どうしの会話から本音が出てくるのが良さです。ただし、オンラインでは、その「会話」が起きにくくなります。この記事では、オンラインで10代の座談会を進めるための準備と進め方を紹介します。

人数と組み合わせを決める

オンラインでは、対面より少なめの人数が向いています。画面に顔が並びすぎると、一人ひとりが話す時間が短くなり、発言しない子が出やすくなるからです。

組み合わせで気をつけたいのは、学年と関係性です。

  • 学年は近い子どうしでそろえる(先輩がいると、後輩は合わせがち)
  • 同じ学校の子どうしは、話しやすい反面、本音を言いにくいこともある
  • 男女をまぜるかどうかは、テーマで決める(コスメや恋愛の話は分けたほうが話しやすい場合がある)

知り合いどうしの2人組で参加してもらう方法もあります。緊張がやわらぎ、2人の会話から話題が広がることがあります。

事前準備:当日のつまずきをなくす

オンライン座談会の失敗の多くは、当日の接続まわりで起きます。

  • 前日までに、使うツールで接続確認の時間をとる
  • スマホで参加する子が多い前提で、画面の見え方を確認しておく
  • 家族と同じ部屋から参加する子もいる。背景や声が気になる場合の対処を伝えておく
  • カメラは「オンでもオフでもいい」と最初に伝える

カメラをオンにするよう強く求めると、家の様子を見せたくない子が居心地悪く感じます。表情が見えなくても、声とチャットで十分に話はできます。

90分の進行例

時間配分の例です。オンラインは疲れやすいので、途中に短い休けいを入れます。

  • はじめの10分:自己紹介。呼ばれたいニックネームと「最近ハマっていること」をひと言
  • 次の20分:ウォーミングアップ。答えやすいテーマ(いまの推し、最近買ったもの)
  • 休けい5分
  • 次の40分:本題。商品やサービスについて、使う場面から聞く
  • 最後の15分:まとめ。「今日の話で、いちばん言いたいこと」を一人ずつ

最初に、司会が自分の失敗談や好きなものを少し話すと、場がやわらぎます。

司会のコツ:チャットを「第二のマイク」にする

声で話すのが苦手な子も、チャットなら書けることがあります。オンラインならではの強みとして、チャットを積極的に使いましょう。

  • 「いま思ったこと、チャットに一言でどうぞ」と、全員が書ける時間をつくる
  • チャットに書かれた言葉を、司会が読み上げて広げる
  • 指名は、チャットで何か書いてくれた子から

また、だれか1人の意見に全員が合わせる流れになったら、「ちがう意見の人もいるかも。チャットでこっそりでもいいよ」と、反対の声を出しやすくします。

終わったあとは、その日のうちに見学していたメンバーで短く振り返ります。印象に残った発言を本人の言葉のまま書き出し、「何人が言ったか」「ほかの子はどう反応したか」も添えておきます。座談会は盛り上がった1人の声が強く記憶に残りやすいので、熱が冷めないうちに、場全体の様子を記録しておくことが大切です。

保護者への説明と、記録の扱い

未成年が参加する場合は、保護者への説明も欠かせません。

  • 何のための座談会か、どんな話をするかを事前に伝える
  • 年齢によっては、保護者の同意が必要になる場合がある
  • 録画や録音をするなら、事前に知らせて了承をとる
  • 記録は社内で見られる人を決め、終わったら扱いのルールに沿って管理する

連絡は、担当者個人のSNSではなく、会社の窓口から行います。

座談会で聞く前に、テーマをしぼる

90分で聞けることは、多くありません。何を深く聞くかを事前にしぼるには、広い声に目を通しておくのが近道です。TrendVoiceでは、10代がプロフ帳に書いた「最近お金を使ったもの」「こんな商品求めてます」などの声に、企業向けプランでAIを使って質問できます。座談会の本題を決める前の下調べに役立ててください。

#オンライン座談会#グループインタビュー#10代 調査

公開日:2026-10-31 文:TrendVoice編集部

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