文化祭・体育祭と商品企画|学校行事の時期に10代が買うもの・求めるもの
文化祭や体育祭などの学校行事は、10代の買い物が動くタイミングです。準備期間・当日・終わったあとの3つの場面ごとに、10代が求めるものと、企業が商品や売り場で応えるときのポイントを解説します。
学校行事は「クラスで買う」が動く時期
10代の買い物は、ふだんは自分のおこづかいの中で、自分のために買うものが中心です。ところが文化祭や体育祭の時期になると、少し様子が変わります。
クラスでおそろいのものを用意する、みんなで飾りつけの材料を買う、がんばったあとに打ち上げをする。ひとりの買い物ではなく、「クラス」や「仲のいいグループ」で動く買い物が増えるのが、学校行事の特徴です。
開催の時期は学校によってさまざまで、体育祭が春の学校もあれば秋の学校もあります。「この月に一斉に」と決めつけず、春から秋にかけて波がある、と考えておくと計画が立てやすくなります。
場面1:準備期間に必要なもの
行事の前は、放課後や休日に準備が続きます。この時期に必要になりやすいものを並べてみます。
- 飾りつけや看板づくりの材料(ペン、テープ、画用紙、装飾グッズ)
- 衣装や小物(そろいの色の小物、ヘアアクセ、顔に貼るシールなど)
- 準備中の差し入れ(分けやすいお菓子、飲み物)
- 遅くまで作業するときの、ちょっとした食べもの
このうち、とくに企業が応えやすいのは「差し入れ」と「おそろい」です。大袋で配りやすいお菓子や、クラスの色に合わせて選べる小物は、準備期間の買い物リストに入りやすい商品です。
場面2:当日をもりあげるもの
行事の当日、10代がいちばん大事にするのは、友だちとの写真や動画です。おそろいの格好で写真を撮り、SNSや友だちとのやりとりで共有する流れがよく見られます。
当日に向けた商品を考えるときは、次のような問いが役に立ちます。
- 写真にうつったとき、クラスやチームの一体感が伝わるか
- 何人分でもそろえやすい値段か
- その日だけでなく、あとで思い出として残るか
たとえば「チームカラーごとに選べる」「名前やひとことを書きこめる」といった工夫は、行事の日の使い方とよく合います。
体育祭なら、暑さ対策や水分補給のグッズ、汗をかいたあとのケア用品も必要になります。文化祭なら、校内を回りながら食べ歩きできるもの、来てくれた友だちや家族に配れるものなど、行事の種類によって求められるものが変わる点も押さえておきましょう。
場面3:終わったあとの「打ち上げ」と「思い出」
行事が終わると、打ち上げや、撮った写真の整理が始まります。ファストフードやカラオケなど、みんなで行ける場所に人が集まりやすい時期です。
飲食店や娯楽施設なら、グループで来たときにうれしいメニューやプランを用意する方法があります。写真をプリントしたり、アルバムやシール帳にまとめたりするのも、思い出を形にする行動です。シール帳やシール交換が10代の間で流行っている(マイナビ「10代女子が選ぶ2026年上半期トレンドランキング」物事部門1位)ことを考えると、行事の写真と組み合わせて楽しめる商品にも可能性があります。
売り場と発信の工夫
学校行事向けの商品は、置き場所と伝え方で反応が変わります。
- 店頭:「文化祭準備に」「体育祭の差し入れに」など、場面がひと目でわかるPOPにする
- 量の見せ方:「◯人で分けるならこのサイズ」と、人数の目安をそえる
- 発信:準備のあるある、当日のあるあるなど、10代が「わかる」と思える言葉を使う
よくない例は、「学生のみなさん、青春を楽しもう!」のような、大人が外から声をかける言い方です。よい例は、「看板の色ぬり、いつ終わるの問題」のように、準備中の10代がつぶやきそうな言葉です。
気をつけたいこと
学校行事は、学校ごとにルールがあります。校内での宣伝や販売、学校名やロゴの使用は、学校の許可がなければできないと考えておきましょう。特定の学校の行事を勝手に企画に使うのは避けるべきです。
また、文化祭で生徒が食べものを出す場合は、学校や地域の決まりに合わせて進められています。企業がかかわる場合も、先生や学校側の判断を最優先にします。クラスのお金は生徒や保護者が出していることが多く、高い商品を「みんなで買うもの」としてすすめる売り方は、反発を招きやすい点にも注意してください。
行事の「リアル」を企画前に知る
行事で何を買ったか、どんなおそろいが流行っているかは、学校や学年でちがいます。TrendVoiceでは、10代がプロフ帳に書いた「いま流行ってるもの」や「最近お金を使ったもの」などの声を集めています。企業向けプランなら、たまった声に「行事の前に買ったものは?」とAIで質問して、企画の手がかりを探せます。
公開日:2026-10-20 文:TrendVoice編集部
TrendVoiceには、10代がプロフ帳を書いて遊んだ声が届きます。企業向けプランでは、たまった声に自由に質問できます。
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