推し活イベント・ポップアップの考え方|10代が来やすい会場づくりと当日の工夫
推し活イベントやポップアップを10代向けに開くとき、考えたいのは「行けるかどうか」と「その場でしかできない体験」です。開催前・当日・開催後の3つの場面に分けて、企画のポイントを整理しました。
10代にとっての「行ける」と「行きたい」
推し活のイベントやポップアップストアは、ファンにとって推しを近くに感じられる特別な場所です。ただ、10代向けに開くときは、大人向けとはちがう事情があります。
10代は、行きたいと思っても行けないことがよくあります。学校や部活の予定、交通費、親の許可。どれかひとつでも引っかかると、参加をあきらめてしまいます。
推し活イベントを考えるときは、「行きたい」と思わせる中身と同じくらい、「行ける」ための設計が大切です。ここでは、開催前・当日・開催後の3つの場面に分けて考えていきます。
開催前:行けるかどうかを決める条件
10代がイベントに行くかどうかは、開催前の情報でほぼ決まります。
- 日にちと時間:平日の放課後、土日、長い休みなど、学校の予定と重ならないか
- 場所:電車で行きやすいか、駅から近いか、遠くから来る人にとって無理がないか
- 予約のしかた:スマホだけで予約できるか、入場に年齢の条件があるか
- お金:入場料やグッズの値段が、事前にわかるか
- 親への説明:どんな場所で、何をするのかを、親に見せて説明できる情報があるか
とくに最後の「親への説明」は見落としがちです。会場の様子や、混雑への対策がわかる案内があると、親も送り出しやすくなります。
当日:その場でしかできない体験をつくる
せっかく足を運んでもらうなら、「行ってよかった」と思える体験が必要です。グッズを買うだけなら、通販でもできてしまいます。
イベントならではの体験には、たとえばこんなものがあります。
- 推しの世界観を再現した空間で、写真が撮れる
- 会場限定のメッセージボードに、推しへの言葉を書ける
- 来場した人だけがもらえる、ちょっとしたおみやげがある
- 友だちと一緒に参加すると楽しい、ゲームやスタンプラリーがある
お金を使わなくても楽しめる部分を入れておくのもポイントです。グッズを買えなかった子でも、来てよかったと思える場所になります。
また、10代は友だちと連れ立って来ることが多いものです。推しがちがう友だち同士でも楽しめるよう、グループ全体のコーナーや、だれでも参加できる企画をまぜておくと、「付きそいで来た子」も退屈しません。その子が次は自分の推しのイベントに誘う側になるかもしれません。
当日:混雑と安全への配慮
人気のイベントでは、混雑が大きな問題になります。10代の参加者が多い場合は、安全にとくに気を配りたいところです。
- 整理券や時間指定で、人が一度に集まらないようにする
- 待ち時間の目安を、SNSなどで知らせる
- 写真撮影のルール(ほかの来場者を写さないなど)をはっきり伝える
- 迷子や体調不良のときの対応を、スタッフ全員で共有しておく
- 遅い時間まで残らないよう、終了時間をわかりやすくする
ルールは、短くやさしい言葉で、入口と会場の中の両方に出しておくと伝わりやすくなります。
開催後:思い出を残し、広げる
イベントは、終わったあとも続きます。参加した人は、写真や感想をSNSに投稿し、行けなかった人はそれを見て次の機会を待ちます。
- 撮った写真を、あとで見返したくなる仕かけ(日付入りのフレームなど)
- 来場者が感想を投稿しやすい、わかりやすいイベント名
- 行けなかった人向けに、通販や次回の案内を用意する
開催後の反応を見て、次の企画にいかすことも大切です。どの体験が喜ばれたのか、どんな声があったのかを、記録しておきましょう。
イベントにしすぎない、という選択
大きなイベントは準備も費用もかかります。地方の10代にとっては、都市部での開催は行くこと自体がむずかしい場合もあります。
全国の店舗で同じ体験ができる小さな仕かけや、自宅で参加できるオンラインの企画を組み合わせると、参加できる人の幅が広がります。「全員が会場に来る」前提を外して考えることも、10代向けでは大切な視点です。
10代がどこで、何を楽しんでいるか
イベントの企画は、10代がふだん何にハマっていて、どこに出かけているかを知ることから始まります。
TrendVoiceでは、10代がプロフ帳に書いた「推し」「いまの気分」「最近お金を使ったもの」などの声が集まっています。企業向けプランでは、たまった声にAIで質問できるので、「推しのイベントで、いちばんうれしいことは?」といった問いから企画のヒントを探せます。
公開日:2026-10-20 文:TrendVoice編集部
TrendVoiceには、10代がプロフ帳を書いて遊んだ声が届きます。企業向けプランでは、たまった声に自由に質問できます。
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