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推し活

「参加できる余白」がファンを増やす|10代の推し活に学ぶ企画の作り方

2026年の10代トレンドでは、ダンスやポーズをまねできる「参加の余白」がある推しが強いと言われます。余白の4つの種類と、よい例・よくない例、企業の企画に取り入れるときのコツを解説します。

「持つ」より「参加する」へ

2026年上半期の10代トレンドを振り返った公開調査では、「持つより、参加する」という読み解きが出ています。ダンス投稿やライブなど、ファンが参加できる余白がある推しが強い、という見方です(Reaplus「Youth Now! 2026年上半期トレンド総括」)。

実際、同じ時期の10代向け調査を見ると、参加のしやすさが目立つものが上位に並んでいます。

  • M!LKの「好きすぎて滅!」から、言い回しと「滅ポーズ」が広まった(マイナビ 10代女子 2026上半期)
  • 4月デビューのモナキは、デビュー曲がTikTokで10億再生を突破(JC・JK流行語大賞2026上半期)
  • サカナクションの14年前の曲「夜の踊り子」が、高校生の「流行っているポーズ」でも1位(渋谷トレンドリサーチ 2026夏)

どれも、見るだけでなく「自分もやってみる」ことができる点が共通しています。

余白には4つの種類がある

「参加できる余白」とは、ファンが自分の手を加えられる部分のことです。企画に取り入れるときは、次の4つに分けて考えるとわかりやすくなります。

  • まねできる余白:ポーズ、ダンス、決まり文句など、だれでもすぐにまねできる
  • 書きこめる余白:空欄のあるカード、名前を入れられるグッズなど、自分の言葉を足せる
  • 組み合わせる余白:色やパーツを選んで、自分だけの形にできる
  • 届けられる余白:応援メッセージを送る、投票するなど、自分の声が届く

ひとつの企画に全部を入れる必要はありません。自社の商品に合う余白はどれかを選ぶことから始めましょう。

よい余白、よくない余白

余白は、ただ空けておけばよいわけではありません。参加のしかたがわからないと、だれも動きません。

  • よくない例:「自由に楽しんでね」とだけ書いたキャンペーン。何をすればいいかわからない
  • よい例:「このポーズで撮って、推しの色のスタンプを押して送ってね」。やることが具体的

ポイントは、「型」と「余白」をセットにすることです。ポーズやテンプレートなどの型があるから、自分なりのアレンジを加える余白が楽しくなります。型が細かすぎると作業になり、ゆるすぎると迷ってしまいます。

参加のハードルを下げる3つのコツ

10代が気軽に参加できるかどうかは、ちょっとした工夫で変わります。

  • 短い時間で終わる:数秒のポーズ、ひとことのメッセージなど、すぐできる量にする
  • 顔を出さなくてもよい:手元だけ、後ろ姿だけ、スタンプで隠すなど、顔を出さない参加のしかたも用意する
  • 友だちと一緒にできる:2人以上でやると楽しい形にすると、誘い合って参加してくれる

とくに、顔を出さずに参加できるかどうかは大切です。未成年の参加を想定するなら、安心して楽しめる形を最初から考えておきましょう。

企業の企画に置きかえると

推しの世界の「余白」は、推し活以外の商品やキャンペーンにも置きかえられます。

  • お菓子のパッケージに、友だちへのひとことを書ける欄をつくる
  • 商品と一緒に撮ると決まる「ポーズ」を提案する
  • 新しい味やデザインの候補をいくつか出して、投票してもらう

大切なのは、参加したあとに「自分がかかわった」と感じられることです。投票の結果を発表する、寄せられた声を紹介するなど、参加が形になる流れまで設計しておくと、次も参加したくなります。

余白をつくりすぎない

一方で、参加の仕掛けを増やしすぎると、ファンは疲れてしまいます。毎週のように投稿や投票をお願いすると、「参加しないといけない」という負担に変わります。

参加はあくまで楽しみのひとつです。参加しなくても商品として楽しめること、参加の回数を競わせないことも意識しておきましょう。

また、ファンが作ったものの扱いにも注意が必要です。投稿された写真や言葉を広告などに使うときは、事前に使い方を伝えて了解をもらうのが基本です。未成年の場合は、保護者の同意が必要になる場合もあります。参加してくれた人の気持ちを大切にすることが、次の参加につながります。

10代がどこで参加しているかを知る

どんな余白が合うかは、10代がふだんどんなSNSやアプリを使い、何にハマっているかで変わります。

TrendVoiceのプロフ帳には、「推し」「いま流行ってるもの」「よく使うSNS・アプリ」といった項目があります。企業向けプランでは、たまった声にAIで質問できるので、参加型の企画を考える前に、10代の楽しみ方を確かめることができます。

#ファン参加#推し活#ファンマーケティング

公開日:2026-10-20 文:TrendVoice編集部

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